美味しい!そして安心安全な野菜づくりがモットーのグラフィックファーム
グラフィックファームを運営する須郷さんは「美味しいのはもちろん、自分の子供が畑からとってすぐに口に運べるような、安心安全な野菜を作りたい」というモットーを持ち、心を込めて野菜作りをしています。須郷さんは農業を始める前はなんと一般企業の営業職。20代前半で結婚し、札幌で3人のお子さんと家族5人で暮らしていました。ずっと農の仕事がしたいという夢はあったものの、単なる夢だったそう。そんな気持ちを落ち着かせるために市民農園に取り組むも、むしろ逆効果で、農業に転向したい気持ちは強くなるばかり。「ある時、自分が家庭菜園で作った野菜を子供達に食べさせたんです。そうしたら目を輝かせて『美味しい!』と言ってくれたんです。その瞬間にものすごい喜びを感じて、自分が求めてるのはこの気持ちなんだと確信したんです。」
今注目の農福連携でWIN-WINな関係を構築
2018年からはグラフィックホールディングスグループの1つである就労継続支援A型事業所「イクスクルー」の利用者さん達による収穫作業のお手伝いもスタート。1つ1つ手作業で大切に収穫しています。近年注目されている農福連は、「農業の発展」と「障がい者の仕事創出」という農業者・障がい者の双方にメリットを生み出し、WIN-WINな関係を築くことのできる取り組みです。
札幌と福岡に拠点を持つイクスクルーでは、利用者さんの得意分野や興味ある仕事に応じて、様々な仕事を分担して進めています。太陽の下でからだを動かす農場での野菜収穫作業は「黙々と手を動かすお仕事が好き」、「たくさん収穫した後の達成感が好き」という方が積極的に参加してくれています。
ここでしか味わえない期間限定の北海道の美味しさをお店に直送
獲れたて野菜が運ばれた飲食店舗では、その美味しさを最大限お客様に味わってもらうため、季節の限定メニューとして提供するほか、定番メニューに使う野菜も直送野菜が入る季節にはグラフィックファームの野菜を取り入れています。特に、北海道の空の玄関口と言われる新千歳空港内に店を構える「道産小麦のパスタ屋さんミールラウンジ 」では観光のお客様も多く、このような商品は大変喜ばれています。ミニトマトのほかにも、生で食べることができシャキシャキとした歯ごたえと甘さが特徴のとうもろこし「ホワイトショコラ」や、獲れたてアスパラをシンプルに茹でたメニューは、短い春の数週間しか味わうことのできない希少なメニューです。
飲食店舗、障がい福祉事業、提携農家グラフィックファームがそれぞれの力を掛け合わせ、お客様に「食」を通じて「北海道」の魅力を発信し、ここでしか味わえない美味しさをお届けしています。